以下の内容、かなり古くなってきたので、Qiitaに最新の内容をまとめてみた。2020年8月の最新内容は、以下のリンクを参照のこと。

以下、以前の内容:

Mac OS Xにしてからずいぶん経つのですが、いつになっても、覚えられないのが、Mac OS XでMIDIファイルを再生する方法です。面倒に思って、Windowsを立ち上げて聞くことも。ですが、せっかくなので、OS X Mavericks(10.9)で調べたので、ここにまとめてみます。(ちなみに、以前のMac OS Xでは、デフォルトのQuick TimeでもMIDIが再生できました。が、最近のQuick Timeでは再生できなくなっています。)

  • 2014/10/11 (更新) VLCプレイヤーの方法を紹介していましたが、最新版ではサポートされなくなったようです。そこで、TMidity++を使う方法を紹介します。

ソースコードからインストールする場合 *

(1) Timidityのソースコードをダウンロードしてコンパイル *

$ ./configure
$ make
$ sudo make install

全部デフォルトでインストールしたら、設定ファイルが「 /usr/local/share/timidity/timidity.cfg」にあることが前提になりました。

(2) サウンドフォント(Sound Font)をダウンロード *

ダウンロードしてTimidity++の設定ファイルを調整。

$ mkdir ./temp
$ cd ./temp
$ wget ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/gentoo/distfiles/shominst-0409.zip
$ unzip shominst-0409.zip
$ cp -r ./* /usr/local/share/timidity/

テキストエディタで、「/usr/local/share/timidity/timidity.cfg」を開いて、以下のように書き換えます。

# 以下をコメントアウト
#dir /nethome/sak95/shom/lib/timidity/inst/GUS
#dir /nethome/sak95/shom/lib/timidity/inst
#dir /nethome/sak95/shom/lib/timidity/inst/test

# 以下を追加
dir /usr/local/share/timidity
dir /usr/local/share/timidity/inst
dir /usr/local/share/timidity/inst/GUS
dir /usr/local/share/timidity/inst/test

以上で、設定が完了です。コマンドラインから、

$ timidity (midiファイル)

と入力すると、MIDIファイルを再生できます。

  • (参考) pmmlによるMIDI環境の構築
  • (参考)ところで、サウンドフォントも、各所で配られています。ただ古いものも多いので、リンク切れのものも多いです。ここでは、代表的なサイトをここで紹介。(下記のページの「TimGM6mb.sf2」をクリックするとダウンロードできます。)

Homebrewを使ってインストールする場合 *

(1) Homebrewのインストール *

ターミナルから以下を実行

ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

(2) Timidity++をインストール *

brew install timidity

(3) Timidityの設定ファイルを編集 *

以下のパスにある.cfgファイルを編集します。

/usr/local/Cellar/timidity/2.14.0/share/timidity/timidity.cfg

Homebrewを使う方が簡単ですね。