「Raspberry Piではじめるどきどきプログラミング」を読みましたので感想を書きます。
「Raspberry Pi(ラズベリー・パイ)」は手頃な値段で買えるカードサイズのコンピューターです。この本は、Raspberry PiにScratchをインストールしてプログラミングやハードウェア制御の楽しさを学ぶというものです。基本的には子供に向けて書かれている本ではありますが、Raspberry Piで面白いことをしてみたいと思っている人すべてにオススメできる内容となっています。Raspberry Piの購入方法からOSのセットアップ、そしてScratchを利用したプログラミング、また、LEDを利用したハードウェア制御まで、基本的な内容がとても分かりやすく親切に書かれています。

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大人が読んでも楽しい本ですが、この本の対象読者である子供に買ってあげることを想定した場合、教材の価格が、Raspberry Pi(3300円程度)に加えて、教材として利用する電子部品(1900円程度から)であり、いずれも高額ではないのが良いところです。はじめは、Raspberry Piを買ってあげて、子供の学習度合いに応じて電子部品も買い足してあげるのも良いかも。子供にこの本とRaspberry Piを与えたなら、きっと夢中になってプログラミングをはじめるでしょう!

ところで、子供に教育目的でPCをあげようと思うなら、お下がりのWindows PCをあげるのもありですが、Raspberry Piを与える方が、安くつく上に創造力を高めることができるのではないかと、改めて思いました。

ちなみに、本の中では、一番初めに教えるプログラミング言語として、ビジュアル言語のScratchが選ばれて紹介されています。Scratchは子供のプログラミング教育でいろいろなところで使われています。Raspberry PiとScratchの組み合わせは、子供がプログラミングの基礎を学ぶ上で理想的な環境ですね。

参考 *

つくる社の石原さんが共著で執筆されています。石原さんは、IT専門記者による世界を元気にする100人にも選ばれています。

Raspberry Piについて *