ここでは、Vagrantを使って、CentOS環境を整える方法を紹介します。まず簡単に手順をまとめると次の通りです。
プログラムの開発環境を整えるのはとにかく面倒です。そこで、一度、お気に入りの環境を構築したなら、その状態を覚えておくことができたら便利だと思いませんか?
最近では、仮想環境を利用して、開発環境のイメージを作ったり、チーム内で共有したりするようになっています。しかも、こうした仮想化のためのツール群は、無償で提供されています。Vagrantを利用すると、非常に短時間のうちにOSをセットアップし、環境を利用することができるようになります。
まずは、Vagrantのインストールしましょう。
Vagrantはただの自動化のためのツールです。仮想マシンを導入する必要があります。
任意のディレクトリで以下のコマンドを実行します。
$ vagrant init
するとVagrantfileという設定ファイルが作成されます。
テキストエディタでVagrantfileを編集します。
config.vm.box = "base"
上記の部分を以下のように書き換えます。
# config.vm.box = "base" config.vm.box = "puphpet/centos65-x64" ← このように書き換える
設定ファイルの「config.vm.box」の項目には、任意のBoxファイルを指定することができます。指定できるBoxファイルを、こちらの一覧から探すことができます。
参考までに、以下のBoxでも問題なく環境構築できました。
# config.vm.box = "base" config.vm.box = "geerlingguy/centos6"
以下のコマンドを実行します。
$ vagrant up
すると仮想マシンが起動します。
この時点でエラーが出るなら、以下のサイトが参考になるでしょうか?
OSXであれば、ターミナルから直接以下のコマンドを実行すると、CentOSにログインできます。
$ vagrant ssh
Windowsであればターミナルエミュレータの「Poderosa」などをインストールして使います。
以下の書籍で解説しています。